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オタクとサムライ

オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258)オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258)
(2008/04/15)
岡田斗司夫

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なんていうかなバカバカしさを感じる
岡田氏ももう過去の人だし
オタクという言葉も過去の現象を言っているに過ぎないのだろう

というか社会がここまで変わって核家族どころか
核個人とでも呼ばれるような状態になり
情報機器がここまで発達すれば
オタクも何もないでしょ

オタクと言われる現象は
マスコミ以外の情報伝達手段がほぼないという
特殊な時代の中で
それでは拾えない人たちが取った行動であり
いわゆるマスコミが過去の遺物のような状態になってしまった現在
もう単なる昔話なんだ

いろいろ言われているけれど
オタクってサムライという言葉と使われ方が近いような気がする

サムライという言葉自体も過去に美化されて定着した
戦国時代までは好きで刀もってチョンマゲしていたわけじゃないし
主君に仕えていたわけでもない
単なる生き延びるための手段だったわけで美学でもなんでもない
それが江戸時代にモード化された
サムライはただの支配層、官僚となり
刀も、チョンマゲもただ自分の祖先のルーツを示すだけのもの
自分の地位は祖先がサムライだったからというだけで
その根拠をなくすわけにもいかないのでモード化して
振舞っているに過ぎない

オタクもいわゆるマスコミの時代は
自分の気持ちを受け止めてくれる唯一の手段だったし
自己表現の限られた方法だった
いわゆるマスとして社会はなくなり
個々の嗜好性は最大限尊重される社会になり
自己表現が誰でも簡単に可能な社会になると
いわゆるモードとなってしまった

コミケに行くなんて典型的でしょ
インターネット時代ほぼ必要がないけど
単なる儀式として参加し存在しているわけだ
コミュニティーを作るのも、自己表現するのも
ネットのほうがはるかに簡単で効果的だ

ただオタクという服を着て
馴れ合いたいだけなんだ
茶道なんかとおんなじかな
ルール、形式があって非日常体験

オタクは死んだというよりも
コミュニケーション方法となった
岡田氏のロジックだと
オタク=クリエーター
というロジックは
サムライ(武士)=戦う人
というロジックを振りかざしているに過ぎない
江戸時代になったんだ刀は人を切る道具じゃない
単なる身分を示す飾り

名前は思い出せないが
落語に戦国時代のそこそこ活躍した人が
江戸時代になってその活躍を
大げさに人に聞かせるというのがあったと思うが
岡田氏は前時代の生き残りで
昔話をすることを生業にしているに過ぎない

オタクがつくった
特に80年代を中心とする
カルチャーはすごいものだ
現在それをなぞっているだけかもしれない
だけれども新しい流れはいつの時代も来る
それは今までの方法とは違うことだけは確かなんだろう
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  1. 2008/05/08(木) 15:15:33|
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